気になる絶品中華料理屋「Hao Phong(豪丰海鲜餐厅)」
ホーチミンのチョロン地区には中華料理屋さんがたくさんあります。というのも、大昔に中国からきた華人がチョロン地区を中心にて生活していたことがその理由です。そのため、ベトナムにある中華料理屋にもかかわらず、それは「本場」の中華料理とも言えます。
そんなチョロン地区の中華料理ですが、イチバン気になることが日本人の舌に合うかどうか?ってところですよね。心配いりません。こちらHao Phong(豪丰海鲜餐厅)の中華料理は日本人の僕にもピタッとマッチングする味でした。
特にとろみが最高だったんです。麻婆豆腐とあんかけのとろみは中華料理の真髄ともいえる部分であり、食べていると口いっぱいにそのとろみが広がります。口の中でジーンと味がしみていくんですよね!
また、チョロン地区の中華料理は1区の中華料理と比べて安いです。実際には値段はピンきりで一概には言えないのですが、Hao Phong(豪丰海鲜餐厅)はリーズナブルでした。
店舗名 | Hao Phong(豪丰海鲜餐厅) |
住所 | P3, 473-475 An Dương Vương, phường 3, Quận 5, Hồ Chí Minh ![]() |
電話番号 | 028 3839 7888 |
営業時間 | 6:00 - 22:00 |
定休日 | なし |
メニュー | ベトナム語、英語、中国語 |
支払方法 | 現金、クレジットカード |
トイレ | 2階にあり |
WEB / FB | なし |
※当記事は、2017年12月現在の情報に基づいており、現在では異なる場合がございます。
ホーチミン市・チョロン地区情報サイト「チョロンGO」
http://cholon.vietnhat.tv/
ベトナム最大の中華街「チョロン地区」情報発信サイト。ホーチミン市の5区に点在する中華料理店やベトナム料理店、喫茶店、美容エステ、雑貨店、漢方薬局、カラオケなどチャイナタウンならでは情報を発信!
外観・内観
外装は5区の中のレストランではかなりキレイな方だと思います。また、目立つ外観をしていますので遠くからでも目立ちますね。また、バイクは停めることができますが、車はダメです。
なお、近くにチョロン地区唯一の5つ星ホテルである「Windsor Plaza Hotel」があります。もしもこちらのホテルに宿泊しているのであれば、この中華料理屋へは歩いて数分で行くことが可能です。
店内は2階建てとなっています。テーブル同士のあいだが広いため、のびのびと食事ができました。なおテーブルについては1階に中サイズ(3~4人)のテーブルが4つ。2階には大サイズ(12人)のテーブルが6つあります。そのため最大90人近く入ることが来ます。
僕が食事をしたのは上の写真の部屋です。2階です。写真にはあまりお客さんが写っていませんが、平日のお昼時には沢山のお客さんで賑わっていました。
なお店内の1階は以下のようになっています。中サイズ(3~4人)のテーブルだけですので、少人数できた場合には1階を使うのが良いと思います。
食事ができるテーブルは中華料理屋さん特有の回転テーブルです。白色のシートが掛けられており、清潔感がありました。12人が一度に座れますので、宴会もできますね。ちなみに【無料Wi-Fi】があります。
また、トイレは2階のイチバン奥にあります。以下の写真がトイレの場所です。
メニュー
ワクワクしつつも、さっそくメニューの1ページ目を開いてみました。すると、このようなメニューが。
フカヒレのような高級食材が載っています。まずは値段を上から見ていきましたが、250,000ドン(1250円)、350,000ドン(1750円)です。中華料理の中でも比較的高級な食材となりますね。ただ、こちらのお店では幅広い価格の料理をカバーしていましたので、お客さんのお財布のニーズに柔軟に答えてくれます。
写真つきのメニューはこの2P分だけです。値段は上から、140,000ドン(700円)、160,000ドン(800円)。けっこうリーズナブルですね。
さらにメニューをめくっていくと、そこにはたくさんのメニューが。メニューのページが分厚く、写真を取るのも大変でした。今回はほんの一部を掲載しているわけですが、こちらのお店はほとんどの中華料理をカバーしているはずです。
今回、僕たちは2人で食べに来たのですが、まずは中華料理の王道である、「麻婆豆腐」「チャーハン」を注文しました。それと、王道なのかはわかりませんが「蒸した白菜とハムの中華煮」もついでに注文。
また、店員さんはなかなか英語通じづらいです。一部通じる人も居ますが、中国語かベトナム語がメインとなります。ホーチミンの1区あたりの中華料理屋なら通じるのでしょうが、チョロン地区まで来ると、なかなか英語が通じないんですよね。外国人の観光客が比較的少ないのでしょう。でも、その分現地に住んでいる人向けの料理を堪能できるわけです。
ベトナムに完全に根付いた本場中華料理を頂きます!
実食
注文した直後にはお通しとして小皿のナッツが来ました。それと、温かいお茶も飲むことができます。コップからお茶がなくなり次第、店員の方がすぐに次に来てくれます。それにしても、地味にこのナッツが嬉しいんですよね。
そして待つこと数十分。途中で他のテーブルのお皿がガシャンと割れ、皆がその対応に追われていたようです。そのため、思ったよりも時間がかかりました。まぁそれはいいとして、目の前に中華料理がずらりと並びました。
美味しそう・・・。
さっそく麻婆豆腐をいただきます。
美味しい。甘いですね。麻婆豆腐って中華料理の中でも特に四川料理(西方系)に位置づけられていて、この料理に共通することってとにかく辛いことなんです。中国の西側ってとにかく寒いので、辛さで身を引き締めるのが特徴的なのです。本場の麻婆豆腐では、唐辛子の「辣味」(ラーウェイ)、あるいは痺れるような辛さである「麻味」(マーウェイ)を投入するんですよね。しかしこの麻婆豆腐は全く辛くない。
日本ではその材料の入手の難しさと、辛さの不人気ゆえに辛さが取り除かれているわけですが、こちらの中華料理屋さんも同様のようでした。ベトナム人てもうちょっと辛さに耐性を持ってるイメージがあったんですけどね。
それにしても味のしみ混み具合がスゴイですね。このとろみがたまりません。とろみを口に含めると、口全体に凝縮されたうまみが広がります。
お値段は10,000ドン(550円)でした。2人でこちらの注文しましたが、お互いにちょうど満足できるくらいの分量でしたので、なかなかの高コスパかと思います。
あんかけも美味しい。この、あんかけの「あん」のとろみがスゴイ!麻婆豆腐同様に口に入れた途端に味が広がります。
満足です。お値段130,000ドン(650円)。こちらは2人で食べて、ちょっと多いかな?というくらいの分量が有ります。こちらも高コスパです。
また、話は変わるのですが、中華料理のマナーとして「残すのが美徳」というものがります。本場中国で食べるときには、完全にキレイに食べきってしまうとお店の方からたまに何か言われます。マナーが守れていないといったことを言われました。さすがにベトナムでもそのようなことを言う店員さんもいないとは思いますが、料理を全て食べてしまうと「料理の量が足りなかった」ということを暗に示してしまうのです。
目安としてはレンゲ1杯ではすくいきれないくらいの量となります。マナーと言う面から、中国人と中華料理店に行くときは守ったほうが良いかもしれません。正しいマナーを知っていることで中国人からの評判が上がり、より意気投合したりすることももしかしたらありえますよね。
白菜とハムの中華煮です。こちらも白菜ととろみの相性が抜群です。白菜にうまい具合にとろみが絡みついてきます。そして白菜特有のこの芯のある噛みごたえが、人によってはたまらない部分なんでしょうね。
お値段100,000ドン(500円)。この料理に関しては、ちょっと量が少なかったかなっていうのが正直な感想です。
そして最後には注文せずともデザートが届きます。しょっぱい料理ばかり食べていたので、水分の多いスイカが嬉しかったですね。パイナップルはちょっと芯が多め......。
2人で食べたので1人のお値段は170,000ドン(850円)でした。うん、このクオリティーで850円は、悪くないどころかめちゃコスパ高いですよ。お腹一杯ですし、中華料理を堪能できた満足感もあります。ただし、麻婆豆腐に辛さがないことから分かるように、本場の中華料理に少し変化を加えているようです。そのため、本格的なそのまんまの中華料理を食べたいという方にはちょっと答えられないかなと思います。
おそらくベトナム人向けに改良したのか、それとも気候が違うと食べたくなるものが変わるのか、原因はわかりませんがちょっと工夫された中華料理となっています。僕個人としてはすべて美味しかったので、本場にこだわらなければ充分に満足できるかと思います。そもそもちょっと本場からずらすこと自体、美味しさを求めてのことだと思いますので。
結果として、僕のような大学生でもわりと満足できちゃうほど安価で美味しかったです。しかしそれだけではなくて、メニューの最初に載っていたような、お値段の高めな高級中華も堪能することが可能です。お客さんの懐具合に幅広く対応していますね。
また、このお店の特徴として、接待でも活用できるし、ファミリーでも楽しむことが可能です。どのような人にも対応できる柔軟性のある中華料理屋だと僕は思いました。
ということで、様々なニーズに対応ができるこの中華料理さん。ぜひぜひ訪れてみてはいかがでしょうか!
※当記事は、2017年9月現在の情報に基づいており、現在では異なる場合がございます。
店舗名 | Hao Phong(豪豊海鮮養聴) |
住所 | P3, 473-475 An Dương Vương, phường 3, Quận 5, Hồ Chí Minh ![]() |
電話番号 | 028 3839 7888 |
営業時間 | 6:00 - 22:00 |
定休日 | なし |
メニュー | ベトナム語、英語、中国語 |
支払方法 | 現金、クレジットカード |
トイレ | 2階にあり |
WEB / FB | なし |
この記事を書いた人

田中さん(20歳)伊豆半島出身!
ベトナムにてインターン中の大学生!
旅が大好き!
ブログ:http://tantan1048.hamazo.tv/
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